契約約款(やっかん)を確認する

契約約款


◆契約約款の確認
契約約款(やっかん)とは、条約・契約などに定められている個々
の詳しい条項のことです。

一般的には、保険や運送などで使われ、建築工事においても不特定
多数の利用者との契約を処理するために、あらかじめ定型的に定め
られた契約条項です。

保険約款・運送約款などといいますが、建築工事では
『建築工事標準請負約款』が使用されます。

建築主と請負者双方の合意を文書にしたもので、細かい工事の際の
約束事を取り決めており、契約書とセットになっています。

契約約款は本来、両者で協議して作成するべき書類なのですが、
専門的な内容になるため、たいていの場合は施工者が用意します。

トラブルを防ぐためには、施工者が用意した契約約款の内容が、
一方に偏っていないか、とくに建築主に不利だと思われる項目や
記載内容は、協議の上書き改めておく必要があります。

契約約款のチェックポイントは次のとおりです。

<契約違反の改造義務>
設計図書や仕様書どおりでないときに、建築主(発注者)が請負者
に、工事の補修ややり直しを請求できる権利と、請負者がその指示
に従うことが記載されていなければなりません。

<工事の変更・中止>
建築主(発注者)が、さまざまな都合により工事の内容を変更しな
ければならないこと、またはやむをえぬ事情で中止、延期しなけれ
ばならないこともあります。

しかるべき手続きをとって、建築主がそれらの行為をできるように
なっているかを確認しておきます。

<工事中の損害負担>
引渡しまでの間に、自己や過失などで建築中の家屋や材料に損害が
起きた場合、その責任の所在がどこにあるのかを確認しておきます。
通常、完成・引渡しをもって契約の終了なので、工事中の場合、
請負者が負担するように取り決めおかなければなりません。

<瑕疵担保>
トラブル防ぐうえでいちばん重要なポイントになります。
工事中の損害を、請負者が負担するのは当然で、ほぼ間違いなく
どの約款にも記載されていることですが、瑕疵担保の部分について
は、記載内容が後々重要になってくるので、期間・内容について
充分に確認をしておかなければなりません。

<履行延滞違約金>
工事期間が、請負契約より伸びて引渡しが遅れるとき、その理由
によっては違約金を請求することができます。

違約金を請求するための詳しい内容、またその金額が記載されて
いるかどうか、確認しておく必要があります。

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