建物の揺れがキツイ

建物は、外的要因(風力や地震力など)によって揺れます。
設計では、水平方向の振動(風力)、垂直方向の振動(地震力)に
対応できるように強度計算が行われています。
また建物自身の重さが揺れの原因となることもあります。
鉄筋コンクリート造の建築物は木造や鉄骨造に比べて比較的揺れに
強いのですが、低層の木造より高層鉄筋コンクリート造の方が揺れるなど
大きさや周辺の環境によっても様々です。
また、床の傾き同様、揺れに関しても感じ方には個人差があり、
不快感=欠陥住宅とは判断できません。
建築基準法令上では、建築部材の強度計算に関する規定は
あるのですが、揺れや振動の大きさによる規定はありません。
実際に起こる揺れを測定し、欠陥として立証するのも、
たいへん難しいことだと言われています。
建物の揺れの原因
◆建物外部からの人工的振動
自動車の走行による影響、工場の稼働、鉄道などにより振動が
伝わり揺れることがあります。
十分な強度計算が行われており、適切な部材が使用されていれば、
その揺れは許容範囲と判断されます。
しかし、振動による揺れの影響で、外壁にひびがはいる、
金物が欠損するなどの被害がある場合、ただ単に外的影響だけだとは
いいがたく、適切な部材配置がなされているかどうか調査し、
欠陥を疑う必要があります。
◆自然力によるもの
強風、地震などの自然力による揺れは不可抗力なので、原因発生の
責任を追及することは困難です。
明らかに建物に瑕疵が見つからない場合の欠損は、自然災害による
ものとなってしまいます。
◆躯体の強度不足。
垂直方向の上下振動により起こる揺れでは、構造部分にヒビわれ
などの被害が起きる可能性があります。
これは主に躯体部分の強度不足が原因です。
木造住宅の場合には、耐力壁不足、バランスの悪さが原因になる
こともあります。
鉄骨造の場合、柱脚部分の接合不良も考えられます。