計画ミスから来る欠陥

家を建てる計画


設計の計画によるミスも大きな欠陥の理由になります。
計画の欠陥は、注文住宅で発生することがほとんどです。
使い勝手とは、人それぞれなので、法律に違反しているというわけ
ではないのですが、建築士と施主との考え方が違う場合、意思疎通が
上手くいっていない場合におこり、簡単な補修や解決方法は見つからず
裁判にまで持ち越されるケースもあります。


計画ミスの原因一例


◆廊下が狭く、家具が搬入できない
幅が狭い、高さが低い、曲がり角が多いなどにより、家具の搬入が
困難なことがあります。

◆ドアの開きが反対になっている
トイレのドアによくある設計ミスです。また、隣あったドア同士が
開閉の際にぶつかるなどの被害、開閉が電気のスイッチの位置と
合っていないため不便、など建具の開閉方向は、意外とストレスが
かかる要因となっています。

◆階段の寸法ミス
階段の寸法は、建築基準法で決められています。しかし数字上問題
がなかったとしても、実際の使用上明らかに不都合となることもあります。
体が不自由な人が使う住宅では特に深刻な問題となります。

・階段下で頭や搬入家具などがぶつかる
・倉庫にしたいのに、閉鎖されている
・予定していた物が入らない

◆収納場所が少ない
一概に平面計画の何パーセントあれば充分であるかは言えません。
適切な大きさ配置により、使い勝手は大きく変わってきますし、
また、使ってみないと分からないというのも実状です。

販売住宅の場合、収納場所の位置や大きさと言うのは購入の大きな
決め手となりますが、注文住宅の場合、建築士との十分な打ち合わせ
により住まい方をシミュレーションしながら計画しないと、
トラブルの元となります。

収納場所には、単純に平面的に確保できるスペースと、押し入れ
上部の天袋や階段下などのように、立体的に見て確保できる
スペースがあります。

現場指示で十分に施工できる場合でも、打ち合わせ不足により
計画と異なったものができあがる可能性もあります。

◆壁面が少ない
一般的に、住宅の計画の際、収納スペースと開口部の位置や大きさには
注意が払われますが、壁面の距離に対しての計画が甘くなりがちです。
建売住宅やマンションでも、壁面計画の甘い物件は沢山あります。

たとえば、子供の勉強机や二段ベッドの幅は意外と広く、90センチ以上の
壁面が必要とされます。しかし、一間を1820ミリとした住宅が多く、
6畳間の壁面の真ん中に窓を持ってくると、半間の壁面はサッシ枠などを
考えると80センチ程度になってしまいます。

◆コンセントの位置が悪い、少ない
コンセントの位置や数も、十分にシミュレーションしながら考えなければ
いけない要素です。

しかし、必要なところになかったり、足りなかったりするのは、
使用し始めてからでないと気がつかないことが多いようです。

◆段差
障害者、老人向けに計画された住宅なら当然ですが、将来のことも
考えてバリアフリーを計画する住宅も多くあります。

また、敷居などのわずかな段差は、事故につながりやすく、
使用上も掃除機が引っかかるなどの悪影響がおこります。

あえて計画上段差をつけたことが明らかな場合は良いのですが、
不必要な段差はトラブルの原因となります。

また、工事中の地盤沈下や計画ミスなどで、思いもよらぬ場所に
段差ができてしまうことがあります。明らかな欠陥です。

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