結露ってなぁに?

結露


結露とは、空気中の水蒸気が、気温の変化により飽和できなくなっ
て、水滴となる現象のことを言います。

温度変化の大きい、外部サッシ、外壁、天井、空調設備廻り、給水
排水管廻りによく起こります。
外部との温度差を少なくすることが解決方法です。

そのため、換気設備を正しく使うこと(設置すること)が必要に
なります。建材自体が呼吸する素材も使っている製品、工法もあります。

高温多湿な日本の風土で、昔の日本家屋で結露が起きなかったのは
木造住宅の作りが自然に換気を促すものだったこと、素材がほどよ
く風を通すものだったことなどが理由です。
(悪く言えば、隙間風だらけだったともいえるのですが…)

現代の家は、高気密・高断熱がうたわれ、とかく外部環境の影響を
受けない心地よい室内環境を作ることが重視されていますので、
逆に結露が起きやすいと言えます。


結露の原因


◆断熱材不足
建築基準法では外壁、屋根面などに、適切な断熱材を施工しなければ
ならない決まりになっています。

最近「外張り断熱」という工法がさかんにコマーシャルされていま
すが、在来の内張りにせよ外張りにせよ正しい工事が行われないと
効果が出ません。

特に押し入れなど、換気されにくい箇所の外壁面の施工には注意が
必要です。結露が多い部分において、断熱材が欠損していた、
断熱材の張り方にすき間があったなどという欠陥が多く見られます。

◆外気と金属部分の接触部分
外部から室内に取り込まれる設備ような配管などの付近では、
外部の熱が伝わりやすく結露の経緯となることがあります。

設備配管には結露防止の断熱材が巻かれているのが通常ですが、
欠損や工事不良などにより効果が保たれていない不良があります。

◆防湿シート
断熱材の工事不良とともに、防湿シートの工事不良もよくある
原因です。住宅工事で、土間コンクリートの下に地中からあがってくる
湿気を防ぐための防湿シートを敷き込まなければなりません。

しかし、施工部分が地中に埋没してしまうため、目視による調査が
行ないにくい箇所でもあり、発見が難しい場合があります。

◆ガラス、サッシなどの開口部
昔の日本家屋ではサッシも木製で気密性も劣るものだったため、
自然に換気が行われていました。

今は、アルミ製かスチール製サッシがほとんどで、その気密性も
優れたものになっています。

住居内環境を整えるためには、気密性も必要ですが、窓際での温度
差・湿度差が大きくなり結露の原因となります。

◆水蒸気の発生
炊事、洗濯、浴室などの日常生活、石油ストーブやガスストーブの
使用による暖房、などによって室内には多量の水蒸気が発生する
ことがあります。

室内の水蒸気が飽和すると結露の原因になるため、適度な換気また
は換気設備の設置が必要です。

◆吸水しにくい素材
昔の日本家屋で使われていた土壁や木材は、湿気を吸収する素材
だったため、強制換気設備をつけなくても、空気中の水分を飽和量
を調整することができました。

新建材と呼ばれる現代の素材は、防虫・防腐などを重視されている
こともあり、吸水性に乏しくなっています。

「呼吸する材料」として自然素材が見直されてきていますが、
ある程度、材料自体に吸水性があることは、湿度調整に効果があると
言えます。

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