建物の傾きがスゴイ

傾いている家


地盤の緩み、地盤自体の傾斜により建物全体が傾く場合があります。
これを地盤沈下と言います。


建物の傾きの原因


◆地盤の傾斜による建物の傾き
宅地造成において、同じ敷地の中に強固な地盤とゆるい地盤が
混ざっている場合があります。ひとつの敷地の中でも、地盤の状態は
ポイントによっていろいろですので、雑な地盤調査で基礎形状を
決定してしまうと、ゆるい地盤部分の敷地が圧縮され、建物が沈下
する可能性があります。

ゆるい地盤がある程度自然におさまり安定するには、
造成後10年以上かかるといわれています。したがって、
古い住宅地を更地にしたところ、もともと工場などの跡地で造成していない
分譲地などは比較的地盤に関しては安心だといえます。

ですが、田畑を埋め戻した造成地、山林開発地など、
急にできた住宅地に建てる場合は、十分な地盤改良や杭打ちが必要です。
改良工事費は土地によって様々なため、工事価格は別途になって
います。安いと思った山間の住宅地でも、以外と地盤改良に費用が
かかり、また手を抜くことが一番危険な工事箇所なので、
購入には信頼できる業者のアドバイスが必要になります。

◆擁壁の強度不足
造成地などで地盤の高さを設定するために、隣地との境界に土砂を
とめるためのコンクリート製の壁を埋め込みます。これを擁壁と
言います。擁壁の強度不足により、土砂が支えきれず外側に流れ、
地盤が緩むことがあります。

◆自然災害による影響
地震による液状化現象、水害などの自然災害により地盤が緩む場合
があります。

基礎計画ではある程度の自然災害も想定し、許容範囲を決めていますが、
想定を超える大規模災害の場合、瑕疵担保責任を追及する
ことはできません。しかし、災害などのきっかけにより、
被害にあった住宅から欠陥住宅が発見されることも多くあります。

◆基礎の支持力不足
基礎は、建物の重量を地盤に伝える役割があります。
基礎の構造に欠陥がある場合支持力が著しく劣ることになります。
基礎そのものが、建物荷重によって崩壊しなかったとしても、
不同沈下を起こす可能性があります。

建物荷重が同じ住宅であっても、地盤の状態により、その建物の
基礎の大きさは変わるので、一棟ごとに計算が必要です。
建売住宅などで、図面の使い回しをする場合に起こりうる設計ミスです。

バカに出来ない?住宅業者のカタログ

カテゴリ関連記事一覧

 
Copyright © 2007~2013 一級建築士が話す欠陥住宅対策室. All rights reserved