欠陥住宅のひろがり

欠陥住宅


■欠陥住宅のひろがり

欠陥住宅の被害が、一般的に広がり知られるようになったことの
きっかけは、1995年1月におこった阪神淡路大震災です。

地震で建物があんなにも無残に壊れるなんて、まさに想定外の災害
でした。地震で壊れる建物なんて、建築基準法が十分に定まって
いない時代のよほど古いもの、と勝手に認識していた部分があり
ましたが、実際には、そう古くもないはずの一戸建て、強固なはず
の鉄筋コンクリートのマンションが続々と被害にあったさまを、
連日のニュースで知るところになったのです。

人民救助のためのボランティアが続々と被災地に入る一方で、建物
の被害状況を調査する建築関係者もまた大勢被災地に入り、現場
検証にあたりました。

そして、都市災害、こと住宅に対する安全、防災についてもっと
真剣に考えなければいけない時代に入っていることを実感したのでした。

自身によって倒壊した建物の、破壊理由はほとんどが「地震による
地盤沈下のため」「揺れによる想定外の外的圧力による破壊」で
す。なので、建築業者もハウスメーカーも、補修責任はありません
でした。しかし現場検証では、震災に耐えられない基礎や躯体工事
など、欠陥がたくさん見つかっています。

欠陥住宅は「造らない・造らせない」ことが大前提ですが、人の手
がかかっているものですから、完全になくすのは不可能です。

スピード化、競争化のなかで、住宅も「より速い、より安く」と
いう商品が人気を集めます。速い・安いに危険性を感じる一方、
やはり美しい商品が簡単に手に入る現状には、それなりに需要が
多いのも事実です。

簡単とに手に入るようになった、といいましたが、それでも一般の
考え方では、まだまだ「住宅購入するには一世一代の決心」を
もつものです。

ほとんどの人が、一生のなかで1番高価な買い物となるでしょう。
もしも何らかの不都合が見つかり、トラブルを抱えることになったとしても、
修復の手を考え、解決方法を見つけていってほしいと思います。

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